羽織【森口華弘】人間国宝 蒔糊友禅 刺繍 箔 正絹 黒色 梅に菊 着物コート【2024年最新】

重要無形文化財「友禅」の保持者で人間国宝の「森口華弘 もりぐちかこう」氏の作品です。

森口華弘氏は、友禅の暈しの技法と漆芸の蒔絵の技法を独自の研究と開発で蒔糊技法として確立し、細やかで味わいのある撒糊と繊細な糸目の友禅という高度な二つの技術を用いて格調高い個性的な作品を世に出されてきました。
伝統的な友禅の中に独創的な技法やデザインを盛り込み、57歳という異例の若さで人間国宝となります。
以来、平成20年に逝去されるまで、国際的にも評価の高い芸術的な作品を生み出してきました。

表裏全体に蒔糊が施された渾身の作品です。
華弘氏がこよなく愛した菊と梅の文様に刺繍や箔も所々に配されており彩りを添えています。
羽裏の菊梅文様も森口華弘氏が描いており、表裏トータルで制作された特別な品です。
衿下と羽裏に作家物の落款が配されています。

美術品としても価値が高いと思いますので、着物コレクターのコレクションのほか、冬のちりよけコートなどにご愛用いただければ幸いです(^^)


●サイズ：
袷仕立て
身丈 85cm
裄丈 67cm
袖丈 46.5cm
※素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。

●素材：
着物地、裏地ともに正絹
羽織紐なし

●状態：
表裏全体的にうっすら焼けがあります。
肩山や袖山、右袖前に汚れがあります。
羽裏に点汚れがあります。
※汚れは写真10以降に掲載しております。
こちらは昭和の作品ですので、少々経年がある中古品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。

●その他、注意事項：
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。


【 #森口華弘　もりぐちかこう】
1909年　滋賀県守山市岡町生まれ
1924年　中川華邨(なかがわかそん)に友禅を、疋田芳沼(ひきたほうしょう)に日本画を学ぶ
1939年　工房を構え独立、以降様々な賞を受賞
1967年　重要無形文化財「友禅」保持者に認定
1971年　紫綬褒章受章
1974年　京都市文化功労賞受賞
1982年　勲四等旭日小綬章受章
1998年　滋賀県守山市の名誉市民第一号の称号を受ける
2008年　2月20日 永眠


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