蜂須賀家伝来『郷（江）義弘』 名物三作伝説の巨匠 大コレクター旧蔵 最も入手困難な相州伝最高峰の逸品 本阿弥長識折紙・添状・鞘書【2025年度カレンダ】

蜂須賀家伝来『郷（江）義弘』 名物三作伝説の巨匠 大コレクター旧蔵 最も入手困難な相州伝最高峰の逸品 本阿弥長識折紙・添状・鞘書

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江戸時代中期以降、享保名物帳によって天下の名工として「藤四郎吉光」「相州正宗」
そして「郷（江）義弘」が選ばれました。三作として紹介され、名物の半数近くが
彼らの作刀である事から、こぞって大名たちは収集しました。ところが江義弘は
27歳という若さで亡くなった言われおり、その為作刀が非常に少なく「郷と化け物は
見たことがない」と言われる程の希少性を誇っています。現在この郷（江）義弘が最も
入手困難な刀工の一人であるとされます。越中松倉郷に住したので郷、あるいは出自が
大江氏だったので江としたいう説があります。後世の長曽祢乕徹や井上真改などの
名工達も私淑したという、まさに伝説の巨匠と言える天才刀工です。

この刀は平造、三つ棟、身幅尋常、重ねやや厚く、反りは殆どなく
一尺に迫る大振りな短刀となっています。豪壮でありながらも均整がとれており
上品で洗練された短刀姿であると思います。鍛えは総体に小板目肌が
よくつみ、地沸が細かに厚くつき、地景がよく入って、明るく冴える
抜群の地鉄になっていると思います。刃文は浅いのたれに互の目が交じり、
足が入り、小沸がよくついて、砂流しや金筋がかかり、匂口が明るく冴えています。
帽子は沸がついて、小丸となり、焼詰めごころとなっています。茎はうぶ無銘で
本阿弥長識の朱銘があります。本阿弥長識は前田家に仕えた加賀本阿弥家の
生まれで、明治になると宮内省に出仕します。退任後も明治初期の刀剣界の
重鎮となります。本作は鞘書によるとその長識が明治九年に鑑定と研磨を行い、
さらに明治十四年、茎に朱銘をしています。その際に添状と折紙も発行しており
最後の徳島藩主であった蜂須賀 茂韶（もちあき）に宛てたものとなっています。
ハバキも大名家の蔵品に多く見られたという格式の高い台付きハバキになっています。
長らく仕舞われており、数十年ぶりに世に出るという事でうぶ出しに近い状態です。
登録証の発行年月日は登録時の不手際で記載されておりません。教育委員会に
照会し寸法などの内容を確認し所有者変更に問題はないとの回答を得ております。
郷義弘の数少ない短刀の大傑作刀であると思います。

長さ/29.0cm　反り/0.0cm
元幅/23.8mm 元重/5.5mm 　刀身のみの重量155g
計測数値の誤差はご容赦下さい。

発送はヤマト運輸、100サイズを予定しております。

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委託品で売切を基本としておりますので最低落札価格は設定しておりません。商品は現状でのお渡しとなります。

ご不明な点がありましたら必ず事前にご質問下さい。質問の回答にお時間を頂くとは思いますが、
当方の分かる範囲でお答えさせて頂きます。

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「所有者変更届を20日以内に郵送」して下さい。