同年1月の1ST『HEAVY』後メンバー3人が脱退し混乱するも、新たな4人編成で臨んだ早くも6月リリースの2作目。結果として60年代ATLANTIC傘下で唯一100万枚を売ったメガ・ヒット・アルバムとなりました。ダークでドゥームに鳴るDOUG INGLEのハモンド・リフに、17歳の新ギタリストERIK BRANNによるループするファズ・ギター、サイケデリックかつファンキーなグルーヴを叩きだす新ベーシストLEE DORMANとRON BUSHYのリズム・セクション。「IN THE GARDEN OF EDEN (エデンの園)」を音楽で表現し、アルバムB面全体を覆った大曲"IN-A-GADDA-DA-VIDA"は、聴くもの全てを無我の境地へと導くロックを超えた圧倒的な17分間を提示します。サイケデリアそのものやロックにおけるドローン、ヘヴィなアレンジメントへの可能性を押し広げ、「バンドがスタジオで音楽にどのようにアプローチし、リスナーが自宅で音楽をどのように体験したかが変わった」と評される時代のアンセムとなりました。また中盤の長い長いドラム・ブレイクはINCREDIBLE BONGO BANDによるカヴァーを生み、またのちのヒップホップ勢にも重宝されるなど現在でもサンプリング・ネタの定番となっています。
見落とされがちなA面もファンキーでロッキンなオープナー"MOST ANYTHING YOU WANT"やグルーヴィに転がる"ARE YOU HAPPY"などなどハミング可能なフックに勢いに乗るファズ・ギター・リフ、ミスティカルなオーラ漂うガレージ・ロックにストーナー・ポップが詰まっており、アルバム全体として時代のアシッド・ロックを体感できる大傑作に仕上がっています。
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